世界の流れを予測する！米国編

米国に関しては、少子高齢化やオリンピック後の市場の冷え込みなどのリスクはありません。資源は豊富で、人口が増えている国なので、基本的には市場は強いと思います。

気になるのは、コロナの影響で株価がバブルのように膨れ上がっていることです。雇用が減り、金利が低くなり、情勢が不安定になるにつれ、人々はてっとり早く儲けられる株に飛びつくと思います。個人の資金が米国の市場に流れることによって、当分の間は株価は上がると思います。

予測することが難しいのが、リーマンショックのような大きな下落が起きることです。これに打ち勝つためには、ある程度の買い付け余力を残しておくことと、不況が起きても動じないような強い株を持つことが必要だと思います。

ちょっとした流行りに乗って株を買っていると思わぬところで足をすくわれ、株価はなかなか元に戻れなくなる可能性があります。今年の３月にコロナの影響で株価が下がった時も、いわゆる「Ｋ」の字を描くように、強い銘柄は株価を上げて、時流に乗っていない銘柄は下がりました。

本質的に良い会社で、強い会社に投資する。つまり、「銘柄選定」がより一層、重要になってくると思います。